人材育成トレーナーの太田章代です
このブログでは、研修・講演2,000回以上、延べ5万人の受講者と関わってきた経験をもとに、人材育成に役立つ情報をお届けしています。
最近はハラスメントを意識し過ぎて、部下の問題行動に気づいても叱れない話をよく耳にします。
部下にとって耳の痛いことは、確かに言いにくいこともあると思います。
しかし、ハラスメントを理由にして、部下と関係性を築こうとしていないのではないかということがありました。
「ハラスメントの問題で良いところを伝えることもできません」
その管理職の方は、部下との関係性に悩んでいました。
その方が、部下の良いところを認めたり、褒めたりしていない理由を「最近はハラスメントの問題で良いところを伝えることもできません」と。
確かに女性部下に「髪の毛切ったね」と言って、「それセクハラですよ」と言われた方はいらっしゃいました。
ただ、「前回よりもスピードアップしたね」「自主的に動いてくれて助かったよ」などでしたら、ハラスメントと言われることもないでしょう。
「ハラスメントのせいにしていませんか?」と質問しました
そこで「褒めたり、認めたりしていないことを、ハラスメントのせいにしていませんか?」と質問しました。
管理職の方は、少し間をあけて「そうかもしれません」と。
管理職の方を責めるつもりはありません。ハラスメントを言い訳に逃げていては、いつまでたっても部下との信頼関係は築けないのです。
ハラスメントという言葉で人間関係を遠ざけない
必要な指導や人間関係をつくる言動が、ハラスメントを理由に避けられると、業務的な冷たい職場が増えるのではないかと心配です。
ハラスメントのない働きやすい職場をつくることは賛成です。
しかし、ハラスメントという言葉で人間関係を遠ざけないようにしたいと感じました。
まとめ
部下を褒めたり認めたりしない理由をハラスメントに求めてしまうと、いつまでたっても部下との信頼関係は築けません。
「前回よりもスピードアップしたね」のように仕事ぶりを認める言葉なら、ハラスメントと言われることもないでしょう。ハラスメントのない職場づくりと同時に、必要な指導や人間関係をつくる言動を避けないことが大切です。


