人材育成トレーナーの太田章代です
このブログでは、研修・講演2,000回以上、延べ5万人の受講者と関わってきた経験をもとに、人材育成に役立つ情報をお届けしています。
仕事をしていると、「え、そんなこと言っていない」「何でそうなるの?」と、言ったことが相手に伝わっていないことがありますよね。
私も研修で「伝わらない前提で伝えてください」と散々お伝えしているのに、最近、自分自身が「これで伝わるだろう」と思って伝え、失敗しました。
美容院で「シースルーバング」をお願いしたら
それは、いつも行く美容院でのこと。
今、流行っている額が透けて見える薄めの前髪「シースルーバング」にして、少し長めにしてサイドに流して……と、かわいくなる自分を夢見て(笑)、カットをお願いしました。
美容師さんに、イメージしている写真を見せて簡単に説明すると、「これ、今一番カットしている髪型ですよ。任せてください」と言われ、すっかり安心。
ところが、切っている途中から「何か違う……」と思い始めました。
でもプロだし、最後にはきっといい感じになるはず。そう思っていた私が甘かった。
完成した髪型は、前髪が眉毛より上の短さ。額はほとんど見えず、まるでヘルメットをかぶっているよう…。ガーン。
切った髪の毛は、もう戻ってきません。悲しい気持ちで帰宅しました。
「これ、私の伝え方が悪かったのでは?」
そこで考えました。「これ、私の伝え方が悪かったのでは?」
写真を見せるだけではなく、「前髪は眉毛より1cm下」「額が50%くらい見える量で」など、具体的に伝えればよかったのかもしれません。
でも、細かく伝えすぎると、「信頼されていないのかな」「細かいお客さんだな」と思われないか…。
でも、相手に気を遣って曖昧に伝えた結果、意図と違うものになってしまったら、やっぱり悲しい。
「多め」は5枚なのか10枚なのか
仕事でも同じです。
先日、ある上司が部下に、「領収書をちょっと多めに用意しておいて」と伝えました。
すると部下は、3枚多く用意しました。それを見た上司が、「多めと言っただろ」と注意しました。
「多め」が、5枚なのか10枚なのか、あるいは必要枚数の1割増しなのか。人によって受け取り方は違います。
「言った」から「伝わった」とは限らない
「言った」から「伝わった」とは限らない。
だからこそ、相手にどう伝わるかを考えて、できるだけ具体的に伝える。そして、伝わっているか確認をする。
次回の美容院では、前髪の長さをしっかり数字で伝えます(笑)。そして、仕事でも、言葉足らずにならないように気をつけます。
まとめ
写真を見せて簡単に説明しただけの美容院では、思い描いた前髪とはまったく違う仕上がりになってしまいました。仕事でも「多め」のような曖昧な言葉は、人によって受け取り方が違います。「言った」から「伝わった」とは限らないからこそ、具体的に伝え、伝わっているかを確認することが大切です。


